朝から快晴でしたが寒い、風が強い日でした。
午前中は所用で外出、帰還すると3日前に注文したR60用部品が届いていました。
確認で並べてみると、
左上から、シリンダーガスケット、リヤドライブガスケット、ベアリングボール4ヶ
オイルポンプドライブギア
左下から、センタースタンド支点カラ―、発電機アーマチュアボルト、
センタースタンド支点ボルト、そして従来のオイルポンプドライブギア
従来のオイルポンプドライブギアは1ヶ歯の先端が欠けていました(棒先)
これで走っていたのですが目で見える異常は直したいので高い部品でしたが
新品交換します。
センタースタンド支点ボルトのネジ山は変則仕様で山谷が浅いです。
緩み対策なのでしょう、、
汎用ナットが使えるのかとナットを注文しなかったので残念、
専用ナットが必要でしょう、、勉強になりました。
前部ベアリングケースをベアリングごと取付ける準備でエンジンケース側を
バーナーで加熱して
機密性でなくクランク軸受精度の為かなりキツイ嵌め合いになっています。
ベアリングプーラーと配管スリーブを利用した自前工具でベアリングを
クランクシャフトに圧入させながらベアリングケースを押し込もうとしました。
ベアリングケース締付のナット4ヶ、ボルト6ヶも合せて締付てみると、
クランクシャフト回転がロックしていてゼンゼン周らない状態に気付きました。
後部ベアリングを見ると前方向にズレていて、プーラー作業でクランクごと
前に引張られたみたいでした。
それでベアリングケースの締付ナット、ボルトを締め込んだ為クランクを
前後で圧縮に応力が掛かり芯ズレかコジレてしまったのでしょう、、、
困った、これは難しい、、と心配になりましたが、なんとかしなければ、、
そこで再度クランクシャフトを抜いてやり直そう、としても昨年末の作業の記憶が
不明確なので昨年の写真を確認しました。
2014年11月26日 ベアリングケース外し作業
思い出して同様にベアリングケースを外してクランクシャフト抜き出しやり直し
2度目のベアリングケースとベアリングの圧入作業は
ベアリングケースを割らないよう注意して軽くハンマリングしてケースに圧入
しながらプーラー&配管スリーブでベアリングをクランクシャフトジャーナルへ
圧入を交互に細かく繰り返して押し込みました。これがコツみたい、、、
そしてクランクは軽く回るようになりました。良かったです、、、
クランクを回すとシャリンシャリンと擦れ当たり音が発生、
どうもスリンガープレートが少し歪んでいてケースに接触しているようで、
またクランクを抜き取るのは勘弁して欲しい、、
マイナスドライバーの先で歪んでいる部位をコジりながら調整すると
音が消えました。
ヒヤッとしましたが、なんとかクランク組付けが出来ました。
後部のクラッチ側に新オイルシールを旧ベアリングを当てて圧入
聞いた事はありませんが、オイルシール部からオナラみたいな音がするそうで
その対策品です。
前部ベアリングの前にオイルノズルのついたリングを取り付けようと
位置を探すと小さなオイル穴を発見、この穴にノズルを合せてボルト締めを
するとベアリング抑えになります。
クランクシャフト組付けは芯出し調整が重要で、今日は実感しました。
ベアリングを付けたり外したりでダメージが気になりますが、大型ベアリング
で丈夫そう、、でこれで済ませます。
エンジン組立の山は越したみたいですので、これからはバラシ作業を思い出し
ながら進めます。
以上、、