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Prelude、ネット記事~1

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登場から40年! 今はなきホンダ プレリュードを振り返る

9/7(金) 20:40配信
GQ JAPAN
ホンダのスペシャリティ・カー、プレリュードの登場から今年40年を迎えた。現在、同車名はラインナップにないが、懐かしい向きも多いはず。歴代モデルのハンドルを握った日下部保雄が思い出を語る。

【写真を見る】歴代プレリュード
FFとは思えないほどクイックだった初代
セリカシルビア、プレリュード……いずれも一世を風靡したクーペではあるが、時の挟間にその名は消えていった。

ちょうど40年前の1978年にデビューし、その後活況を呈したスペシャリティ・カーの先鞭をつけたのがホンダ プレリュードである。以後2001年に生産を終了するまでの23年間、5世代にわたったプレリュードは各モデルで先進的なチャレンジを行っており、その記憶を辿りながら話を進めていこう。

初代プレリュードはホンダらしいユニークなクーペだった。ボディは全長×全幅=4090mm×1635mmとコンパクトで、ボディ剛性にこだわったクーペだった。ハンドリングはFFとは思えないほどクイックで、少しの操舵でグイグイと曲がっていく。アクセルも最初から少し踏み込むぐらいに積極的に駆動力をかけていけるクルマだった。

反面、ドライビングのちょっとしたきっかけでオーバーステアが顔を出し、滑りやすいコースでは流れだそうとするリアを抑えるのに神経を使った。ホンダがいかにFFのステア特性にこだわっていたか、という見本みたいなクルマだったと思う。メーターも同軸上にスピードメーターとタコメーターが配置され、視線は確かにずらさなくて済んだが、目が回って面食らった覚えがある。

初代のSN型プレリュードは海外でも人気が高く、この好調な販売が次のプレリュードにつながっていく。



よりエレガントになった2代目
2代目プレリュードはフロントフードをさげて、FFでありながら、いかに薄いノーズにして、伸びやかなデザインを作るかに心血を注いだモデルだった。フロントフードの低さはミドシップのフェラーリを目標としていたと聞くから、そのがむしゃら振りは想像がつくだろう。

そのためにフロントサスペンションは一般的なストラットから全高を抑えられるダブルウィッシュボーンに、エンジンの前にあることが多いエアクリーナーもエンジン後部に配置することでこれらの難関をクリアできた。

全幅も5ナンバーボディ枠一杯の1690mmまで広げられた。4295mmの全長と、1295mmという全高は初代とほぼ変わらなかったから広く、長く、低いクーペプロポーションの構築に成功している。時あたかもバブルに向けて盛り上がっていくころあいでプレリュードは“デートカー”とも呼ばれ、若者の垂涎の的だった。

ハンドリングは初代のドキドキするようなクイックさは影を潜め、リアの接地力が大幅に上がって安定性の高いものになった。誰でも馴染みやすいものになったのはよかったと思う。2代目では今では当たり前になっているABSがオプションで選択できたのも当時は目新しかった。




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