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R69エンジン、一気に組立~1

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            台風11号の影響で朝は大雨、午後から小振りになり止みました。
    左側シリンダーからタペット音に似た異音が出るR69、先日から
    シリンダーから上をバラして掃除をしながら点検をしています。
    左側ロッカーアームAssy軸の回転が渋く引っ掛かる異常があったので補修、
    それでエンジン異音が変化するか、確認する為に組立を始めました。
 
    まず、ピストンヘッドのカーボン落とし
イメージ 9
    ピストンリングにゴミが入らないように新聞紙を巻いて保護してカーボン落とし
 
    すると刻印が見えてきました。
     71.90  ピストンサイズです。標準ボア径は72.0φなのでクリアランス0.1
          の標準ピストンです。つまり新車からのオリジナルでしょう、、
           前回のR60では、外したピストンは72.95でクリアランス0.05で
          2ndオーバーサイズ、2度ボーリングされていたのでしょう、、
          そして僕は3rdオーバーサイズの73.45の新ピストンを準備して
          73.50でボーリングして貰いました。
     57/12    1957年12月製でしょう、、
イメージ 1
 
    カーボンはキレイに落とせました。
イメージ 2
    ピストンリングは上部に3ヶ、下部スカート部に1ヶ、
    高圧縮、高回転高出力にする為ピストンリングを4ヶにしてピストンクリアランス
    を0.1mmと大き目にしているのかな、、
 
    カムフロアーになる部品はタペットと呼ばれています。(下の写真左側4ヶ)
    HDではローラー付きの大きな部品ですが、B車はローラー無しの小型で筒状です。
    点検すると1ヶのカム面側の角に引っ掛かりがありオイルストーン、紙やすりで
    面取り補修をしました。
    塗装した鋳鉄製シリンダーを点検、シリンダー内側にオイル塗布
イメージ 3
   タペット4ヶをカムシャフト側へ押し込んで組み付け
イメージ 10
 
   プッシュロッドが通るパイプの受部、ラバーブッシュを液体シールを塗布して取付け
イメージ 4
 
   シリンダー取付けの為ケース側ガスケットを新調
イメージ 5
 
   シリンダー取付け準備をして
イメージ 6
 
    ピストンリングコンプレッサーを装着して
イメージ 7
    シリンダーを僕の大きな腹に当てて腕でエンジンケースを抱えて腹力で
    シリンダーを押し込みましたがダメ、、、
    クランクが周りピストンが引っ込んでしまいました。
     R60作業ではエンジンを降ろしての作業で、フライホイールを金具で
    固定して腹力で押しこみOKでしたが、今回はエンジンは車体に載っているので
    フライホイール固定が出来ませんでした。リヤタイヤを固定してミッション接続
    しても遊びでクランクは回ってしまいました。
 
    アレヤコレヤ考えて、反対側のピストンを上死点付近で下がらないように
    枕木を挟んで腹力で押しみました。
イメージ 8
 
    次に続きます、、、

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